２０２３年１月４日から、車検証の電子化が始まります。
今までは紙のA４サイズの車検証でした。大きさは1/4になり、中にICチップが埋め込まれます。
これにより、今までは車検証で確認していた情報を、アプリで見れるようになります。
一般の方にとっては何の変化もありません。
車検証を見る機会なんてないですよね？
サイズがどうであれ、ビニールファイルに入れて、ダッシュボードの奥深くに入れておけばOK。
問題は自動車関係者です。
今回は行政書士に限った情報をお届けします。
自動車登録専門の行政書士は『大打撃』です。
特に、ディーラーや指定工場から仕事をもらっている事務所は仕事が半減します。
理由は一点。「行政書士では車検証の内容変更ができないから」です。
行政書士ができるのは、住所等の軽微な変更のみ。
逆に、指定工場では車検レーンを通して、車体に関する情報を変更できます。
つまり、指定工場では便利になり、行政書士に頼むまでもなくなるのです。
中古車販売店を中心にしている行政書士には、そこまで影響はなさそうですね。
ウチはどうするか？
元々自動車登録のご依頼は非常に少ないため、これを機に自動車業務は縮小します。
ご依頼は受けますが、全て単発の受注になるため、値上げをせざるを得ません。
広島市の南区では丁種封印をできる人が少ないため、出張封印資格だけはなるべく持ち続けたいです。
いずれにせよ、ご依頼ごとにお見積もりさせていただきます。
今回が自動車業務に関する最後の記事になりそうです。
